でもその際に、気をつけておきたい点があります。
蛍光マーカー(もしくは、最近流行の“消せる”ものが理想的♪)と、ポストイット(付箋)を用意してほしいのです。
実は、読書感想文を書くにあたって、たいへん重要な作業をするためなのです。
下準備といって良いかもしれません。
いよいよ原稿用紙に向かって書き始めようとするときには、自分が何を書きたいか、ある程度決まっていなければ、なかなか筆を進めることが出来ません。
お料理に例えてみましょう。
今日はマグロを材料に何か作ろうと思いました。でもレシピもなく、まして材料のマグロときたら、築地から届いたばかりの丸ごと一本、大きな発泡スチロールの箱の中に氷付けのがそのまま置いてある。
そんな状態に近いかもしれません。
途方にくれてしまうでしょう。
もしかしたら、今までの貴方も、そんな状態だったかもしれませんね・・・
読み進んでると、どこか印象に残るシーンや箇所があるはずです。
そのページに出会ったら、そのたびごとにポストイットを貼っていくのです。
とりわけ感動したり心動かされたりしたフレーズやセリフ、表現があったなら、その箇所にマーカーを引いておきましょう。
メモを取っておくことも有効です。
ただし、本文を書き写したりはしません。
ページだけ書いておき、思ったこと・感じたことを正直に書き記します。「どう感じたか」「なぜそう思ったか」を中心に記録しましょう。
一冊読み終えたとき、そんなポストイットの端がいくつもページからはみ出しているはずです。
解説やあるいはネットのレビューなどを改めて読みたくなるでしょうが、この段階ではぐっとこらえてください。
読書感想文は、あなた自身の感想を書くのであって、他の人の感想が入り込んではならないからです。
その本を読むようになったきっかけも、改めて書いておきましょう。
そして読む前と読んだ後との、その本に対する印象の違いなども、感想文の良い材料となります。
今、貴方の目の前にはまっさらな原稿用紙があります。
でも・・・
推敲用に1セットを別に用意したいところです。
原稿を考えるに当たり、入れ替えたり、削除したり、書き加えたりと、いろいろあるものです。
そこで、最初に考えるのは、タイトルすなわち感想文の題名でしょう。
ポイントは、インパクトがあるかどうかです。
でも実は、これが簡単そうでなかなか難しい。
一通り書き終わってから決めたほうが無難なのですが、あとでタイトルをつけるなんて気持ち悪く感じられる人もおられるかもしれません。
そういう方は“『○○~(本の題名)』を読んで” とか、仮称でかまわないので書いておきましょう。
さて書き出しですが、これもインパクトのある方がいいです。
いわゆる“つかみ”が強烈だと、読者の心に“先が読みたい”という気持ちを起こさせることができます。
いちばん印象に残ったシーンからを一部書き写してみましょう。
次に自分が感じた感情を正直に書きます。
そう感じた理由を次に書きますが、このあたりで多少状況説明が必要になります。
それでもあらすじにならないように簡潔なものとします。
主人公に感情移入して、一緒に喜んだり、悲しんだりしましたか?
反対に納得がいかなくて、怒りにブルブル震えたかもしれませんね・・・
いずれにせよ、貴方は自分の現状や体験からそのような感情を生じたはずです。
だからそういう貴方だけのバックグラウンド(背景)を遠慮なくドシドシ書き込んでください。
では終盤に入って、どのようにまとめればよいでしょうか?
次の記事では、その辺りから仕上げまでの過程をお話したいと思います。
学習習慣をつけたい、効率の良い勉強方法を知りたいなど
学習に関するご相談は(お問い合わせフォーム)
エルヴェ学院ユーカリが丘校
http://eleveryukarigaoka61.wix.com/mysite#!blank/c8gg
お急ぎの方は
043-463-9251(日曜を除く平日14時から)
までご相談ください。
エルヴェ学院ユーカリが丘校のHPはこちら
http://eleveryukarigaoka61.wix.com/mysite
も是非ご覧ください。
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。