前回では、作業としての“~を足す”を表わす“+”は、書かないという点を確認しました。
正直、まだチンプンカンプンかもしれません。
ある意味、当然です。
数学の計算は、具体的な計算を行って初めて手順をモノにできるからです。
そこで、一つ計算問題をとりあげてみましょう。
【計算例】 【問】「つぎの計算を解きなさい。-6+(-4)-(+3)+2-(-5)-8-(-1)」 【答】 -6 +(-4) -(+3) +2 -(-5) -8 -(-1) ① = -6 -4 -3 +2 +5 -8 +1 ② = +2 +5 +1 -6 -4 -3 -8 ③ = +8 -21 ④ = -13 いかがですか? 頭の中で、“を足す”を表わすちっちゃな作業用“ + ”を補って考えられましたか? こんなふうにです。 -6+(-4)-(+3)+2 -(-5) -8 -(-1) = -6 + -4 + -3 + +2 + +5 + -8 + +1 = +2 + +5 + +1 + -6 + -4 + -3 + -8 = +8 + -21 = -13 手順を確認していきましょう。 ① まず( )を外す。(前回の記事参照) ② 正の数、負の数 を入れ替えて集めます。 ③ それぞれ計算します。 ④ 最後に、まとめた二つの数を足し算して答にたどり着きます♪ ここで、気づかれましたか? 数字と数字との間が、こっけいなほど間隔をあけて表記してありますね。 これは、それぞれの数字を正負を含めて分かりやすくするための工夫です。 また、“ = ”が、段ごとに左に寄せられていることも気づかれると思います。 これらは、手順が混乱しないようにするための工夫です。 見直しの際に、目ですぐに解法を追っていけるように、書き残しておくことが大切なンです。 数学のわからない・できないを克服するなら
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