今回は難点をお話ししていきます。
公文式は計算力をつける最高の勉強方法なのかもしれませんが
いわゆる“文章題”を解く能力に関して言うと、公文をやっていようが、やっていまいが、大きな違いが見られないのです。
問題文の示される条件をよく読みこみ、理解して、答を導くための数式(方程式)を作成する。
そして、それを解く。
公文式は最後の“解く”作業に関しては、まちがいなく強い。
しかし思考力を要求される、前半部分にはめっぽう弱いのです。
図形問題でも、複雑なものになると、やはりその傾向が見受けられます。
思考力と計算力・・・
どちらが欠けても、テストで十分な点を取ることが出来ません。
そして配点の大きな問題は、中盤以降に出題される応用問題に集中していることも確かです。
算数・数学を作業レベルでと考えるのか思考力が伴わないといけないものであるのか
というところで公文式の価値が変わってくると思います。
とは言え、勉強の仕方は、人それぞれです。
一般的な塾は、個別指導型と集団型に、その指導形式は二分されますし、
また家庭教師や通信教育などもあるでしょう。
公文も、そんな中の一つの形式です。
自分に合ったスタイルで、ぜひ実力を伸ばしていってください。
※ちなみにこれとは対照的なのは、大学受験の記述式入試問題かもしれません。
典型的なものは、次のようなスタイルですw
問題用紙は一枚だけ。
小問が数題集まった大問1の後は、数行の問題が2~3題。
解答用紙は、1題ごと問題番号が上部にふってある以外は、まるで白紙。
その広大なスペースに、思う存分解答にいたる論理過程を書き込んでいきます。
こうした問題は、考え方やそれに沿ってどのように作業をしていったかを見られるので、
最後の最後にちょっとミスをしたところでも、部分点がもらえる可能性が大きいです。
試験時間は90分かそれ以上・・・
まあ、これはこれですごくハードな試験問題ですよねw。
国立大や早慶上理レベルの理系学部を受験するつもりなら覚悟が必要です。
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