提出物の大切さについて語る、今回はその第3弾です。
3つのポイントがありました。
① 提出期限を、必ず守ること。
② 指定された範囲を、必ず守ること
③ 必ずていねいな字で書くこと
前回は②の、『指定された範囲を守る』ことについて考えました・
今回はその続きです。
ポイントは、何でしたか?
「今、したいこと」ではなく、
「今したくはないかもしれないけれど、未来に役立つこと」を優先する。
でも、これがなかなか難しいンですよね。
そこで話題に出てきたのが、「マシュマロ実験」でした。
かつてスタンフォード大学で、就学前の子供たちにある実験がおこなわれました。
一人ずつ、試験官と一緒にある部屋に入ってもらいます。
テーブルには、お皿があって、その上にはおいしそうなマシュマロが一つあります。
私たちがマシュマロをそんなに食べたいお菓子とみるかは、この際関係ありません。
どうやら欧米の子どもたちは、マシュマロに目がないみたいですねw
そこで、試験官がこういった内容の言葉を伝えます。
「15分くらい部屋から出て行くけど、そのマシュマロ食べてもいいよ。でもね、もしボクが帰ってくるまで食べないでいたら、もう一つあげるからね。」
子どもたちはどのような選択をしたでしょうか?
2/3の子どもが、試験官が戻ってくるまでに、目の前のマシュマロをほおばってしまいました・・・
ガマンした残り1/3の子たちは、二つのマシュマロをもらったのでした。
その後の追跡調査が行われました。
実験そのものは1970年代に行われたのに、なんと2011年まで行われたのです。
結果は衝撃的なものでした。
・学力レベル
・家族の幸福感
・社会的な成功度
いずれをとっても、自制心を発揮した1/3の子たちの方が、全体として勝っていました。
自制心はセルフコントロールとも言われます。
「未来の大きな成果のために、自分の気持ちをコントロールして欲求を抑える能力」です。
これは、生涯にわたって人に益を及ぼすことが、この実験ではっきりと証明されたのです。
もう分かりましたね。
少し先の未来を見通す習慣を身につけましょう。
『今、何をしたいか』ではなく『今、何をすべきか』がわかるようになります。
いえ分かるだけでなく、それを実行できるようになります。
提出物をキチンと出す、なんてことだけじゃなく生活すべてに、ね♪
またマシュマロ実験でがまんできた子どもたちには特徴的な行動がみられました。
マシュマロを見ないように背を向けたり、目をつむったり、要は『目の前の誘惑』を遠ざけようとしたのです。
机の前に座ったキミの周りに、そうした“マシュマロ”はありませんか?
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