この前の記事では、提出物の期限を守ることの大切さについて考えました。


今回は残りの二つについてです。


覚えていますか?


 指定された範囲を、必ず守ること。

 必ずていねいな字で書くこと。


でした。

 

要は、これも教科担当の先生との厳粛な約束となるわけです。


もちろん、「範囲が終わらなかったから提出しなかった」などということは論外です。

でも、「終わらなかった」というのも、正直なところ、
かなりヒドイことだと認識してほしいンです。


ワークなど提出物の範囲は、いつ明らかにされますか?

通常は定期テストの範囲一覧と一緒に書かれているはずです。


そうですよね?


つまり2週間から、遅くとも10日前には分かる訳です。

十分な時間があると思いませんか?


それなのに終わらない理由はなんでしょうか・・・

考えてみてください。

 

たくさん教科があるので、量が多すぎて手が回らなかった。

忙しくて、直前までやる時間がなかった。

やろうとしたのだが、机に向かうと疲れて眠ってしまった。

塾の宿題もあるので、できなかった。

範囲表がなくなって、最近友人から教えてもらったので間に合わなかった。

 

ウン、そうそうと思われますか? 


そうでしたら、学校の先生にそのようにお伝えください。


きっとキミの境遇に深く同情して許してくれます・・・

 

んな訳ありません。


きっと「そんな理由が通用すると思うか! だいたいキミはだな~」と
お説教を食らうのが関の山でしょう。


私も書いていて、ちょっとムカついてきました(爆)。


実は長年、塾の先生をしていて、実際に聞いた言い訳を思い出しながら書き綴ってみたのです。

でもね、一番キミがわかっているんですよね、


こんな言い草、通用しないってこと・・・

では、もっと大人を納得させる、もっともらしい理由はないでしょうか?


「そっちかよ!」


と突っ込みをいれてくれた読者のみなさん、ありがとうございます。

でもそうなんです。


やることができなかった理由づけの天才になっても、

やれなかった自分は現状のままで残るわけです。


これは提出物に限らず、どんなことにも言えます。

 

「いろいろあってやれないけど、オレ(あたし)はホンキ出したら凄いんだから~」って。

 

悲しいですよね。


ポイントは、

ものごとの優先順位を調整すること!! 


これに尽きます。

「今、したいこと」ではなく

「今したくはないかもしれないけれど、未来に役立つこと」に上の順位を譲ってあげるのです。

でも、これがなかなか難しいンですよね。

このことを考える上でヒントというか、ちょっと考えさせられちゃう実験が、何十年も前に欧米で行われました。

通称、「マシュマロ実験」と呼ばれるものです。

有名な実験ですから、知っている方もいらっしゃるでしょうね。

ではこの続きは、次回に譲りたいと思います。

 

次回は『衝撃のマシュマロ実験!』お楽しみに! 連載マンガの予告