最後は社会です。
5教科すべて問題を熟読したうえで実際に解いてみましたが今回・・・

この社会は少しクセがありそうです。
社会が苦手な受験生には本当に苦しい問題だったように感じます。
上位校を狙う受験生は特に大きく差がつかないような感じがしますが
中堅校以下(偏差値50以下)を狙う受験生には厳しい問題だったのがわかります。

大問1は毎回恒例の千葉県に関する問題。というか毎年千葉県に関する専門知識
がなくても解ける問題です。(1)からグラフの読み取り。一見難しいように思えますが
産出総額(円グラフの中心)を見て判断していきましょう。
(2)はいきなり歴史。このタイプの出題は例年ありますがあきらかに時代が異なる三つ
を並び替えるものばかりだったので難しくなかったのですが今回は江戸時代のなかでの
並び替えなので難しいように感じます。(3)は社会というかグラフの読み取りからわかること
を選ぶ問題です。(4)は”流通”という言葉が出てくるかどうかです。

大問2は日本地理と地形図の読み取り。(1)は都道府県に関する知識、(2)は気候に
関して。問題文をきちんと読み込めているかがカギになります。特に(2)はしっかり表
を読み込めたかどうかも影響します。(3)は何となく”中京”と書けますが中京といえば
自動車関連ですがそれを輸送機器と何となく選べることができると思います。
(4)の地形図は①は比較的むずかしめです。(2)はいつもの難易度です。

大問3は世界地理。(1)の本初子午線。この本初子午線は経度が0度の線。ロンドンの
グリニジ天文台から上下に伸びている線。それがわかればOKですが、わからないと
厳しいようです。(2)はイスラム圏をイメージできるかです。比較的易しいです。
(3)は時差に関する問題です。ここは落としている受験生が多いと思います。
西経120度と書いてあり、経度が15度かわることで1時間づれること。日付変更線を
またぐことで日付がどうズレるのかわかっていないと正確に書けません。
(4)もむずかしめですが風に関する言葉は”季節風”と”偏西風”しかでてこなかったので
何となく書けたかもしれませんが苦手な受験生は厳しいかもしれませんね。

ここまでなんとなくで答えを書いてきていると気が重くなって来たと思いますが・・・

大問4からは歴史が始まります。(1)は冠位十二階の制に関する記述”家柄””才能””功績”
という言葉がヒントになっています。何となくは書けるかもしれません。
(2)は親鸞に関する選択問題。文化に関する出題はあまりなかったので正解できなかった
受験生も多いかと思われます。(3)も同じ時代に起きたことを答える問題
(4)は当時の貿易額のグラフ。これも知識が必要です。
(5)の安政の大獄、これ難しいです。去年の大河ドラマがこの時代がテーマだったんですが・・・
この大問4は比較的正答率が低いと思います。

つづいて大問5も歴史。(1)から陸奥宗光を書かせる問題。これは難しいですネ
(2)は何となくアだと選べるかもしれませんが、選択肢の作りがクオリティ高いです。
選びにくいですね。ひとつひとつの説明が付きにくい出来事を並べています。
起こった時期も近いものがありますので・・・
(3)も用語だけを覚える勉強だと取れない問題ですね。国際連盟に関する内容。
(4)はなんとなく選べると思います。(5)も戦後の流れがつかめているかどうか
を試す問題です。この(4)(5)がかろうじて正解しやすい問題だと思います。

歴史が得意な受験生はこのあたりは違和感なく解くことができたのかもしれませんが
苦手な受験生や突貫工事で歴史を仕上げた受験生にはキツい問題でした。

大問6からは公民。選挙に関する問題。(1)は記述です。比例代表制の仕組みを
きちんと理解できていないと書けません。(2)は比較的簡単かもしれませんね。
(3)は資料から読み取っていく問題です。Xは選択肢から正解かどうかを読んで
判断していく必要があります。Yの方はなんとなくエって絞れると思います。

大問7は経済の問題。(1)ここも記述です。正答率は低いでしょう。
(2)は不景気の時の財政政策についての問題です、これも理解していないと
答えられないです。(3)も同様です。
この辺りはまだ中学校の授業で終わっていないケースも多いかもしれません。
そうなると正解しにくいです。

大問8は人権?・平和に関しての問題。(1)の世界人権宣言は比較的正答率
が高いと思います。(2)はなんとなくで選ぶ問題だと思われます。

地理・歴史・公民でそれぞれが去年より難しくなっているように感じます。
社会に自信がある受験生はあんまり影響が出ないようですが
どうしても平面的かつ突貫工事的な仕上げ方をした受験生にはかなりキツい結果に
なるのではないかと思います。

なので・・・
上位校狙いの場合にはあまり差がつかない問題ですが、中堅以下を狙うのなら
結構差が開く問題だったと思います。
そういった意味では差が開く問題です。

なのでいつもより平均は下がるかと思います。

平成27年前期平均点:58.1点

平成26年前期平均点:48.8点

なので今年は

50~52点

ぐらいだと思います。

どうしても上位の方は平均が変わらないので下がっても50点を下回ることは
ないと思うのですが。